転職で年収アップできればそれが一番ですが、私のように転職で年収がさがってしまう方は少なくありません。
転職において年収は一つの判断基準ではありますが、
年収アップにこだわるあまり希望の仕事ではない職についたり、仕事がきつくて長続きしなかったり。
後悔してしまうケースもある一方、逆に年収ダウンを受け入れて転職したことで幸福度アップにつながるケースもあります。
年収が下がるということは誰もが不安で悩むものですが、「転職で年収が下がってしまう=転職失敗」ということではありません。
自分が納得できればどんな転職でも成功と考えていいと思います。
この記事では、転職で年収ダウンしても幸せな理由!年収ダウンしても後悔していない私の体験談を紹介します。
現在、年収ダウンの転職を許容するかどうか迷っている方、これから転職活動に取り組もうとしている方も、ぜひチェックしてみてください。
転職で年収が下がる人の割合。(実は結構多いです)
年収ダウンの転職をしたのはもしかしたら私だけかも?と心配になったので一応調べてみました。
厚生労働省の「令和3年雇用動向調査結果」によると、令和3年における転職者の中で賃金が減少した人の割合は35.2%という調査結果が出ていました。
転職者の約1/4の人が年収ダウンを経験していると言えます。
つまり転職で年収が下がることはそこまで珍しいものではありませんし、年収が下がっても転職している人は結構多いことが分かります。
転職で年収50万円ダウンしても幸せな(後悔していない)理由
私は基本給が約4万円ダウン。年収で考えると約50万円ダウンの転職をしました。
ですが今回の転職は失敗したと思っていません。むしろ成功したと思っています。
なぜなら前職で抱えていた悩みやストレスを解消することができたからです。
その解決した悩みTOPは以下になります。
私にとって約50万円の年収ダウンよりも、抱えていた悩みやストレスの方が大問題でした。
パワハラ上司の悩み
前職ではパワハラ体質な部署に所属しており、パワハラ上司のもとで仕事をしていました。
グループメンバーも耐え切れずどんどん体調を崩していました。
中には新入社員にもかかわらず使えないという理由で異動させられたり。
私が働いていた部署はもうパワハラ上司の独裁国家となっていました。
そんな中、いずれ自分も耐え切れ無くなるのではないかという不安、ストレスにより毎日仕事に行くのがイヤな状況になっていました。もちろんサザエさん症候群になっていました。
※サザエさん症候群とは、日曜の夕方から深夜、「翌日からまた通学や仕事をしなければならない」という現実に直面して憂鬱になることの、日本における俗称である。
人間関係の悩み
大手企業だったこともあり周りに優秀な人が多かったです。比較されることも多々あり、「頑張らないといけない」というプレッシャーにストレスを感じていました。
仕事大好き!やる気あります!みたいな前に前に出てくる人が多く会社の雰囲気もあまり合わなかったです。
労働環境の悩み
先ほど言ったようにパワハラ体質な部署に所属していましたので定時後に「明日の朝までに資料まとめといて!」とか言われることが日常茶飯事でした。
寝ずに資料をまとめて次の日出社する。しかもサービス残業です。。
働いてもいいけど報酬はほしいですよね。
仕事内容の悩み
前職は中途で入社した会社なのですが、入社前に聞いていた業務内容と入社後の業務内容が違いすぎで悩みました。
雇われる身なので会社の指示には従う必要がありますので我慢していました。
年収が下がることによるデメリットとは?許容範囲を見極める。
転職することで悩みやストレスを解消できることは良いことです。
ですが、そのために年収をいくら下げても良いということではありません。当然デメリットも存在します。
転職して年収が下がることによる影響には、様々なものがあります。
生活水準の低下
まず一つ目は、生活水準の低下です。
年収が下がれば、収入が減るため、生活費やローン返済、子供の教育費などの支出に支障をきたすことがあります。
特に、転職前に暮らしていた生活水準を維持しようとすると、厳しい生活を余儀なくされる場合もあります。
キャリアアップの遅れ
二つ目は、キャリアアップの遅れです。
年収が下がることで、転職前よりも職務内容が下がる場合があります。
この場合、経験やスキルアップの機会が減少し、キャリアアップのスピードが遅くなる可能性があります。
また、転職先の企業や業界の評価が低い場合、今後の転職に影響を与える可能性もあります。
自己評価の低下
三つ目は、自己評価の低下です。
年収が下がったことで、自己評価が下がってしまう場合があります。
それに伴い、モチベーションの低下やストレスの増加につながることもあります。
以上のように、転職して年収が下がることには様々な影響があります。
転職を考える際には、デメリットを十分理解し、年収ダウンの許容範囲を見極め慎重に判断することが必要です。
まとめ:年収ダウンが許容範囲内であれば転職して問題ない
転職で年収ダウンしても幸せな理由。年収ダウンしても後悔していない私の体験談を紹介しました。
「転職で年収が下がってしまう=転職失敗」ではありません。
年収ダウンによるデメリットを十分理解し、年収ダウンが許容範囲内であれば、転職は幸福度はアップするための手段と言えます。
現在、年収ダウンの転職を許容するかどうか迷っている方、これから転職活動に取り組もうとしている方も、ぜひ参考にしてみてください。