- 電機メーカーの本社と子会社ってどのくらい給料は違うの?
- 子会社に内定もらったけど給料低いか心配。
ヒロキオです。(hirokio_i)
電機メーカーの本社(親会社)と子会社ってどのくらい給与が違うかご存じですか?
私は電機メーカーの本社と子会社両方で仕事をしていた経験があり、どちらの給与体系もみてきました。
そこで本記事では大手電機メーカーの本社と子会社の給料の違いについて解説します。
当然メーカーによって本社と子会社の給与の差に違いはありますが、電機業界はどの会社もだいたい似たような差だと思いますのでぜひ参考にしてみてください。
会社の給料は社内規定で決まっている(給与バンド)
まず知っていただきたいのは多くの企業が給与バンドという制度を使用しているということです。
職務別あるいは役割別に一定の賃金範囲(バンド)を設定し、社員それぞれの賃金の額を、本人が属するバンドの範囲内で評価に応じて変動させる賃金制度のことです。
バンド(band)は「帯」の意味で、上限額から下限額まで幅をもたせた帯状の賃金構造を指します。
多くの日本企業がこのバンド型賃金を採用しています。
そして給与バンドは社内規定で公開されています。
なので新入社員を含め社員であればだれでも確認することが出来ます。
言葉だけではわかりずらいかもしれないので給与バンドのイメージ図を示します。
イメージ図にもありますが、役職・等級によって給与の幅が決まります。
例えばもしあなたが担当職で「担当職上限値の給与」をもらっていたら、昇格しないかぎり一生昇給しないということです。
(普通の企業であれば、上限値まで到達したら次年度には昇格できるので安心してくださいw)
それに役職が上の先輩がどのくらいの給与をもらっているのか、推測することが出来ます。
「あんなに忙しそうで大変そうなのにこれしかもらってないの???」
割に合わないので早めに転職した方がいいかもしれない、、
と思うかもしれません。
話がずれましたが、以上のように給与バンドを見ることで将来的にもらえる給与を推測することが出来ます。
給与バンドは入社してすぐにどの役職がどのくらい給与をもらっているのか把握することが出来ます。
なのでまだ見たことない人や新入社員は、会社の給与規定を確認してみてください。
一方、逆の言い方をすると
「自分がもらいたい給与」と「企業からもらえる給与」に大きな差がある場合、どんどん出世する or あなたがもらいたい給与を払ってくれる企業に転職する必要があります。
転職するなら若いうちが絶対有利です。他の企業について調べることをおススメします。
転職エージェントを利用して情報収集するのが、手間もかからず最新の情報を集めることが出来ます。
しかも利用料はすべて無料です。(転職エージェントは利用者からではなく企業から報酬を受け取るため)
すぐに転職しなくても定期的に転職エージェントとコンタクトを取っている人も少なくありません。
まずは情報収集がてら話だけでも聞いておくことをおススメします。
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本社と子会社の初任給は変わらない
本社と子会社のホームページをそれぞれ確認して初任給を比較すれば違いをすぐに調べることができます。
ただし初任給が数万円違うからと言ってあまり気にする必要はありません。
重要なのは毎年の昇給額です。
初任給が高くても昇給額が低ければ、将来的に給与の上昇は見込めません。
初任給の額で会社を選ぶのは後々後悔することになるので注意しましょう!
本社と子会社の給料はどのくらい違ってくるの?
私は子会社から本社に転職した経験があり、その時にどのくらい給与が上がったかをご紹介します。
当然、「メーカによって」、「年齢によって」、「人によって」変わってくると思いますが、一例として参考にしてみてください。個人的にはどこの電機メーカも同じような感じだと思っています。
さっそくですが私は
日本の企業へ転職する場合、給与は転職先の働いている同じ年齢の人たちと似たような金額。
そして先ほどお話しした給与バンドに準拠した金額が提示されるわけなのですが、
私が働いていた本社と子会社の給与バンドを見比べた結果、
同じ年齢、同じ役職の本社と子会社の違い ⇒ 30歳台~40歳台で5万円くらい
でした。
毎月5万円給料が変わるということは年収にして60万円です。
ボーナスのもらえる金額も多少本社の方が多いと考えると、
ちなみに新入社員は本社、子会社共に初任給はほとんど変わりませんので差はありません。
だんだんと年齢が上がるにつれて給与に差が出てくるということです。
残業代でだいぶ変わる
今まで話してきたことは基本給の話です。
大手のメーカーでは、役職が主任級までは残業代が出るけど、課長級以上は出ないことが一般的です。
なので残業している主任の方が課長より給与をもらっている逆転現象が発生する場合があります。
なのでわざと課長にならずに主任どまりで働いている人も私の周りのも結構いました。
本社と子会社の関係でも似たようなことが言えまして、子会社で残業が多ければ本社の定時退社組と比べれば給与は全然多くなります。
基本給5万円というのはその程度の差だということです。
まとめ:本社(親会社)と子会社の給与の差は数万円程度しかない
いかがでしたでしょうか。
まとめると以下のようになります。
- 入社時は給与の差はあまり無い
- 30歳台~40歳台で5万円くらい差が出てくる
- ボーナスを含めると年間70万円前後の差になる
5万円の差をどう思うかは人それぞれだと思います。
5万円も違うの!?じゃあ親会社じゃないと嫌だ!と思う人もいるかもしれませんし、あまり変わらないじゃんって思う人もいるかもしれません。
時々「人生を自分のために過ごす」ということを忘れてしまう人がいます。
人生はあなたのもので、仕事のために過ごすものではありません。
給与が高い=ストレスが高い というわけではありませんが、
5万円のために無理して体を壊すくらいなら、5万円給与が少なくても心身ともに毎日健やかに過ごすことが出来る選択肢を選ぶことも大切です。
「場所」「人」「業務内容」「転勤有無」「手当」等、職場選びは給与以外の要素も含め総合的に考え判断する必要があります。
私は1円でも高い給与をもらうために転職して、入社した後めちゃめちゃ後悔した経験がありますので皆さんは気をつけてください。
給与の額面に惑わされることなく後悔しない職場選びをしましょう。