- 資格保有者はどんなことができるの?
- 資格保有者はどんな業界で働けるの?
- 資格保有者のメリットってなに?
- 資格取った方がお得?
ヒロキオです!(hirokio_i)
現在、各社で5G等の次世代通信システムの研究開発が行われており、無線技術を用いるサービスに対する需要や期待が高まっています。
これに伴い無線技術士の需要も高まっていることから、 第一級陸上陸上無線資格を取ろうと考えている方も少なくないのではないでしょうか。
無線という分野が自分の仕事に少しでも関わっているのであれば迷わず取るべきです。
この資格は国家資格で有効期限はありません。一度資格を取ってしまえば一生モノです。
しかし、資格保有者はどんなことができるのか、資格保有のメリットは何なのか理解していない方も少なくないのではないでしょうか。
そこで本記事では、以下内容を説明します。
- 資格保有者ができること
- 資格保有のメリット
- 資格保有者の主な就職先とおすすめの就職先
せっかく資格の取得を目指ならしっかりメリットは知っておくべきです。
知っているといないとでは試験勉強のやる気にも関わってきます。
ということで資格保有者のメリットはしっかり押さえておきましょう。
ちなみに試験自体の難易度はそこそこ高いのでしっかり勉強しないと受かりません。
ですが適切な勉強法で勉強すれば必ず受かります。
私は下記の記事に書いてある勉強方法で合格しました。
私だけではなくこの方法で勉強すればだれでも合格できます。ぜひ参考にしてみてください。
陸上無線技術士とは
まず無線従事者とは、電波法に定める無線設備の操作又はその監督を行う者で、総務大臣の免許を受けた者のことをいいます。
その中で陸上無線従事者の資格は、陸上の無線局の無線設備の技術的な操作を行うためのものです。
この資格には、第一級陸上無線技術士と第二級陸上無線技術士があります。
第一級陸上無線技術士の資格保有者ができることとは
第一級陸上無線技術士の資格をもっていれば放送局、電気通信業務用等の固定局、無線測位局等、すべての無線局の無線設備の技術的な操作を行うことができます。
無線局には必ずこの資格を持っている人がいなければなりません。
電波を扱う無線設備は資格保有者による操作が原則ですので、そのためには資格の取得が絶対条件です。
資格を持っていない人が無線設備の技術的な操作をすることは電波法違反となります。
第一級陸上無線技術士の資格保有者のメリット
資格を持っていることで出来ることを説明しましたが他にメリットがたくさんあります。
1.電気通信主任技術者の試験科目の免除
電気通信主任技術者の試験は下記の3科目で構成されています。
(1)「システム」
(2)「専門」
(3)「設備」
(4)「法規」
第一級陸上無線技術士の資格をもっていると、この中で「システム」と「専門」の試験科目が免除されます。
受験申込時に申請すると、 「システム」と「専門」 以外の2科目受験するだけで良いことになります。
私はこの科目免除を利用して電気通信主任技術者の資格を取得しました。
2.工事担任者の試験科目の免除
工事担任者の試験は下記の3科目で構成されています。
(1)電気通信技術の「基礎」
(2)端末設備の接続のための「技術・理論」
(3)端末設備の接続に関する「法規」
第一級陸上無線技術士の資格をもっているとこの中で「基礎」の試験科目が免除されます。
受験申込時に申請すると、「基礎」以外の2科目受験するだけで良いことになります。
3.教員免許の授受
第一級陸上無線技術士の資格を持っている場合、次のとおり教員の免許状の授与を受けることができます
詳細は、教育職員免許法施行法2条、教育職員免許法6条1項を確認してみてください。
(1)中学校及び高等学校の助教諭の臨時免許状
第一級総合無線通信士又は第一級陸上無線技術士の資格を有する者若しくは第二級総合無線通信士又は第二級陸上無線技術士の資格を有し、2年以上無線通信に関し、実地の経験を有する者で技術優秀と認められる者※日本無線協会ホームページより抜粋
(2)中学校教諭の二種免許状及び高等学校教諭の一種免許状
第一級総合無線通信士又は第一級陸上無線技術士の資格を有し、3年以上無線通信に関し、実地の経験を有する者で技術優秀と認められる者
4.職業訓練指導員(電子科)の資格
職業訓練指導員とは簡単に言うと職業訓練所の先生のことです。
職業訓練指導員とは、公共職業訓練及び認定職業訓練において、訓練を担当する者をいう。
その業務は、公共職業能力開発施設等において、職業のための技能や知識を指導したり、働く人々や産業界が求める教育訓練の内容を的確につかみ、キャリア形成に関する相談支援や教育訓練プログラムにまとめあげる事等である。
※wikiより抜粋
第一級陸上無線技術士の保有者は、「実技」、「系基礎学科」、「専攻学科」の各試験が免除され、「指導方法」の学科試験の受験だけになります。
しかも 「指導方法」は 参考書を一冊勉強すれば受かるレベルと言われています。
これ結構お得です。
第一級陸上無線技術士の資格を持っている人はついでに取ることをお勧めします。
第一級陸上無線技術士 資格保有者の主な就職先
第一級陸上無線技術士の資格保有者の主な就職先は下記のとおりです。
当然かもしれませんが第一級陸上無線技術士の資格を取る人たちは、技術系の仕事に就くことが多いですね。
- 官公庁
- 高専、高校、中学、各種学校の教員等
- 特定地上基幹放送事業者
- 基幹放送局提供事業者
- 大型海岸局の送信所
- 無線標識局・無線航行陸上局(海上保安庁・航空局)
- 電気通信事業者
- 技術基準適合証明の登録証明機関
- 登録検査等事業者等
- 指定較正機関
- 無線機器メーカー
- アンテナメーカー
- 通信機器の製造業者、保守業者
- 警察庁 – 一陸技の資格者を情報通信部門で勤務する技官
- 自衛隊 – 技術曹として定期的に募集している。階級は一陸技・二陸技が各々1曹・2曹。職域は『電子整備』で通信機器の保守・整備が任務。
官公庁は簡単に言うと公務員のことです。
電気通信事業者は例えばNTTなどの会社です。他にも数えきれないほどの電気通信事業者がいます。
総務省のホームページで電気通信事業者の一覧が見れるので参考にしてみてください。
無線の資格を取るために勉強すると思いますが、その知識を仕事で活かせる職場はかなりあると思います。
私も上司に選ばなければ飯を食えなくなることはないとまで言われていましたw
第一級陸上無線技術士 資格保有者のおすすめ就職先
某電気メーカーで無線機器の開発を行っている私の個人的なおすすめ就職先は下記です。
- 技術基準適合証明の登録証明機関
- 登録検査等事業者等
- 指定較正機関
どういった部分がおすすめかというと認証機関や検査機関は、基本的にはなくならないからです。
具体例をだして説明します。
例えば無線機メーカーが開発する無線機は当然電波を出すことになります。
しかしその電波を出す行為は無線機メーカーが勝手におこなってよいわけではありません。(厳密には使用する周波数によってかわりますが、、)
ではどのようにして電波を出せるようにするのかというと電波を出すための認証を、認証機関等に受けることになります。
つまり認証機関は無線機メーカーが無線機器が世の中からなくならない限り需要があるのでなくなることは無いのです。
無線の需要がこれからもっと出てくるのに、 世の中から無線機がなくなるなんてことは考えられませんよねw
以上のことから認証機関や登録機関等、つぶれることはない機関が安定性という面からおすすめです!
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まとめ:第一級陸上無線の資格で選択肢が広がる!
いかがでしたでしょうか。
第一級陸上無線技術士の資格を持っていることで出来ることや、メリットが少しでもご理解いただけたのではないでしょうか。
資格を取得することで出来ることはもちろん、これからの進路の選択肢もきっと広がるはずです。
ぜひ試験にチャレンジしてみてください!